
主軸軸受の潤滑とパフォーマンス維持のためにできること
工作機械の保守には、クーラント、切りくず、シール、バッテリ、冷却油、作業油、潤滑油など、いくつかのポイントがあります。
今回は「エアの役割、エアフィルタ点検のキーポイント」についてご紹介いたします。
工作機械のエア供給回路は下図のように構成されています。
機械各部に分配されたエアは、次の用途に使用されます。
駆動 |
・ATCアームの動作やシャッタの開閉 |
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異物侵入防止 |
・主軸内部のシール |
清掃 |
・主軸テーパ部のクリーニング |
切りくず除去、冷却 |
・エアブロー |
電源オンの状態にてエアコントロールユニットの圧力を確認します。
調整バルブを回しても規定値に達しない場合は、エア供給元の設備を点検します。
電源オンの状態にてエアコントロールユニットのフィルタエレメントの状態を確認します。
エアフィルタのエレメントを汚れたまま使い続けると、
エアに含まれる不純物(水分、油分、スラッジ)がフィルタエレメントを通過し、機械に悪影響を及ぼす恐れがございます。
● エア制御機器(シリンダ、ソレノイドバルブ)の動作不良
● 読み取り装置(スケール)の読取り不良
● エア供給箇所の錆、異物の堆積
機械を安定的にご使用いただくために、定期的なエアコントロールユニットの点検とフィルタのメンテナンスをお願いいたします。