
テストインジケータ(てこ式ダイヤルゲージ)使用時の注意点
基礎・地盤は、工作機械の精度へ大きな影響を及ぼします。
当社の“機械納入手続き“の一部をご紹介いたします。
機械重量と床厚
・ED,ECの床厚
機械本体重量 4ton未満 300mm以上
機械本体重量 4ton以上 400mm以上
・MCC,MCD,MAG,A100E
ワーク積載質量 5ton以上 1000mm以上
剛性は床厚の三乗で効く
鉄筋
コンクリートの強度補強とヒビ割れ防止のため鉄筋を配筋
縁切り
縁切りは、他から振動を受けない/他に振動を与えないため
基礎の沈下
基礎は、機械重量・基礎地震の重量により沈下する(動く)
地中梁と設置場所
機械設置場所は地中梁をまたがないように注意
基礎施工
・乾くまでに時間がかかる
◎物を載せられるまで1週間
◎機械を設置できるまで4週間
(4週以降に約1か月重量物を載せて基礎を安定させてから、機械を設置することが望ましい
・必要な強度が出るまでには時間がかかる
床面の平面度
平面度±5mm/3~5m角
機械の設置方法
アンカーボルト方式
ボンドアンカ方式
ワンパンチアンカ方式
適応機種:ATCユニットなど
床置き方式
適応機種:K,KE,AE,V22~V77,GF,A1/Aシリーズ,ED,EC
アンカーボルトのトロ流し
トロ流しの良し悪しが据付の80%
・トロ(セメント)は無収縮剤の入ったものを使用
・バーゲルV1のような専用のものが好ましい「バーゲル日本(株)製」
(下記データ相当品でも良い)
トロ流し注意事項
・レベリングプレートの下部に隙間が空いていることがあるので注意
・トロの表面に水分を与え短時間で表面が乾かないようにする
ヒビ割れ防止(濡れた布、濡れた新聞紙などで覆う)
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地盤の確認も大切です。必要に応じて地盤改良が必要になります。
軟弱地盤かどうかを見極めるには、公的機関の資料をご活用ください。
地盤
・関東ローム層の地耐力 5t~8t/㎡
・基礎を造るのに望ましい地耐力 20t~30t/㎡
(このような好条件の場所はほとんどない)
・不足の場合、地盤改良して地耐力を上げる
※立地場所が埋め立て地や近隣に田畑がある場合は要注意
地盤改良方法
転圧(盛り土)
地質改良
入手・閲覧できる地盤の資料はこちらをご確認ください。(PDFが開きます)