
主軸軸受の潤滑と、パフォーマンス維持のためにできること
テストインジケータは、工作機械にワークをセットする際に
ワークの寸法・平行度・芯出し測定、機械装置の回転軸や旋盤加工物の振れ測定、
機械装置のテーブル面の平行出し等に使用します。
1.セッティング時の注意(測定子の角度について)
① テストインジケータでは、測定子を測定面にあてる角度により誤差が発生します。
誤差を生じさせないようにするには、測定子を、測定物の測定方向と直角になるようにセットするのが望ましいのです。
② 測定方向と直角に測定子をセットできない場合、できるだけ小さくするようにセットしてください。
③ 推奨角度
測定方向に対して直角にセットするのが理想です。
直角にできない場合は、できる限り接触角度を小さく(20°以内)
にセットしてください。
④ 補正値
接触角度の違いによる測定値の補正方法について説明します。
<参考データ>
角度補正
角度 補正値
10° 0.98
20° 0.94
30° 0.86
40° 0.76
50° 0.64
60° 0.50
補正例を示します。
(例)テストインジケータの読みが0.002mmの場合
θ=10° 0.002mm x 0.98 = 0.00196mm
θ=20° 0.002mm x 0.94 = 0.00186mm
θ=30° 0.002mm x 0.86 = 0.00172mm