油圧ユニットの点検

  • 予防保全

機械を安定的にお使いいただくために、定期的な油圧ユニットの点検をお願いいたします

実施頻度(周期)

2,000時間

ファンクーラの清掃

本作業を行うことで、ファンクーラの目詰まりによる油圧温度の上昇の予防に繋がります。

※警告※
・本作業は必ず電源を切り、油圧ユニットが完全に停止していることを確認してから行ってください。

・作業時には必ず警告札を各操作盤や主電源位置などに貼付し、作業中に他者が誤って機械を操作することを防いでください。

① 電源を切ります。

② ファンクーラに付着した汚れを除去します。

21-01
21-02

サクションストレーナの洗浄

本作業を行うことで、サクションストレーナの目詰まりによる油圧の圧力低下予防に繋がります。

※警告※
・本作業は必ず電源を切り、油圧ユニットが完全に停止していることを確認してから行ってください。

・作業時には必ず警告札を各操作盤や主電源位置などに貼付し、作業中に他者が誤って機械を操作することを防いでください。

※注意※
・エアガンなどの圧縮エアは使用しないでください。
・ベンジンやシンナーなどの薬剤は使用しないでください。

21-03

① 電源を切ります。

② フレアナットを緩めます。

③ 取付けボルトを外し、カバーを取り外します。

④ 継手を取り出します。

⑤ サクションストレーナを取り外し、以下の手順で洗浄します。

 a)洗浄容器に軽質油(灯油や軽油)をいれ、サクションストレーナを浸します。
 b)サクションストレーナを上下左右に振り、洗います。
 c)はけなどでサクションストレーナの目に沿って汚れを落とします。
 d)エアなどでサクションストレーナの汚れを落とします。
 e)サクションストレーナを軽質油(灯油や軽油)に浸し、よくすすぎ洗いをします。
 f)エアなどでサクションストレーナを乾燥させます。

⑥ サクションストレーナと継手を取り付けます。

⑦ カバーを取り付け、フレアナットを締めます。

作動油の交換

古い作動油を使い続けていると、主軸クランプ異常やATC動作異常といったマシンダウンに繋がる障害が発生します。

※警告※
・本作業は必ず電源を切り、油圧ユニットが完全に停止していることを確認してから行ってください。

・作業時には必ず警告札を各操作盤や主電源位置などに貼付し、作業中に他者が誤って機械を操作することを防いでください。

※注意※
・作動油の量が不十分だと流量異常のため、加工が中断することがあります。ご注意ください。
・銘柄の異なる油を混ぜて使用しないでください。油の性能が低下し、トラブルの原因となります。
・給油の際、異物が混入しないようにご注意ください。

21-04

① 電源を切ります。

② オイルパンをドレン口の下に置きます。

③ 給油口のふたを外します。

④ ドレン口のプラグを外して、古い作動油を完全に抜きます。

⑤ ドレン口のプラグにテープシールを巻きつけ、取り付けます。

⑥ 新しい作動油を油面計の上限レベルまで給油します。

⑦ 蓋を取り付けます。

⑧ 電源を入れます。

⑨ 作動油の量を油面計で確認します。

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