
予備品の購入交換
主軸潤滑油/冷却油を交換せずに使い続けると、日常では気付かずとも確実に主軸の寿命を短くします。
しかしながら、潤滑油/冷却油の交換時期を外観で判断するのは困難です。
褐色化すること自体は添加成分の酸化によるもので、それ自体は潤滑/冷却の性能に大きな問題はありません。
ただし、著しい変色や濁りがある場合は継ぎ足しではなく油の交換をお願いいたします。
変色や濁りがある油を使い続けるとフィルターの目詰まりアラームが発生し、マシンダウンに繋がります。
左から5番目までは通常劣化範囲ですが、一番右は異常ですので油を交換してください。
主軸潤滑油温度コントローラの油量点検は、毎日おこなってください。
必要部品 |
マキノスピンドルルブリカント(部品番号:Z479A0915321) |
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機種により、必要な油量は異なります。
※注意※
・主軸が作動している時や、この装置の油が循環している時は、給油作業をおこなわないでください。
・指定の潤滑油を補給してください。
1. 油面がレベルゲージの次の位置にあることを確認します。
・運転中:下限ライン(赤色)以上
・停止中:1/2以上
2. 油面がレベルゲージの次の位置にあるときは、
次の手順で潤滑油を補給します。
・運転中:下限ライン(赤色)未満
・停止中:1/2未満
① ロックアウトおよびタグアウトを実施します。
ロックアウトおよびタグアウトは、
電源を遮断する操作も含まれています。
必ず電源が遮断されていることを確認し、
次の作業をおこなってください。
② 給油口キャップを取り外し、
レベルゲージの上限ラインまで潤滑油を補給します。
③ 給油後は給油口キャップをしっかりと取り付けてください。
以上で、潤滑油の油量点検と補給は完了です。
主軸冷却油温度コントローラの油量点検は、毎日おこなってください。
必要部品 |
シェルテトラオイル(部品番号:Z479A0102012) |
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機種により、必要な油量が異なります。
お使いの機械によっては、マキノスピンドルルブリカントが使用されている場合がございますので、実機を確認の上、ご注文ください。
※注意※
・本作業は必ず電源を切り、主軸冷却油温度コントローラが完全に停止していることを確認してからおこなってください。
・作業時には必ず警告札を各操作盤や主電源位置などに貼付し、作業中に他者が誤って機械を操作することを防いでください。
・指定の冷却油を補給してください。
1. 電源を切ります。
2. 冷却油が油面計の上限レベルと下限レベルの
間にある事を 確認します。
冷却油の量が適正でない場合、
給油口キャップを開け、冷却油を補給します。
3. 給油後は、給油口キャップをしっかりと取り付けてください。
以上で、冷却油の油量点検と補給は完了です。