グリスの点検

  • 予防保全

機械には、さまざまな油脂が使用されています。
※使用油脂の名称やメーカーについては、定期保守説明書や定期点検項目銘板をご参照ください。

今回は「グリス」に着目し、点検時のキーポイントをご紹介いたします。

  機械に使用している油脂
主軸潤滑油

主軸ベアリングの潤滑や、主軸ユニット内部の冷却のため

摺動面潤滑油

送り軸摺動面やボールねじの潤滑のため

送り軸冷却油

ボールねじの冷却、ボールねじサポートベアリングの潤滑のため

★ グリス

ボールねじ、リニアガイド、ATCマガジンチェーン部の潤滑のため

作動油

油圧動作部分の駆動のため

グリスの役割

ボールねじ、リニアガイド、ATCチェーン部などはグリスによって潤滑を行っています。
保守を怠り十分な潤滑がされていない状態で機械を稼働し続けた場合、
内部の部品摩耗が急速に進行し、加工精度の低下を引き起こす恐れがあります。

25-01

自動グリス仕様

一定時間が経過すると、供給装置が自動でグリスの給脂を行います。
以下の場合はカートリッジの交換を実施してください。
・グリスカートリッジの残量が少なくなった場合
・『自動グリス供給装置の圧力低下』『カートリッジ交換要求』の警告が発生した場合

手動グリス仕様

グリスガンを用いた定期的なグリス給脂作業を実施してください。(2000時間又は1年毎)
※グリスガンの給脂口は必ずグリスニップルに対し真っ直ぐに押し当てて作業を行ってください。

 

関連記事

ページTOPへ