日常点検まとめ②

  • 予防保全

機械を長い期間、安定的にお使いいただくためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
しかし、日々の業務に加え設備保全を実施するのはハードルが高く、どんな保全を行えばいいのか悩まれることもあると思います。
本記事では、基本的な日常メンテナンス(切削液の点検/切りくずの清掃)についてご紹介いたします。
まずは日常点検から始めてみましょう!

切削液の点検・管理

切削液(クーラント)は切削加工において、潤滑・冷却・洗浄の役割を果たします。
管理を怠ると様々なトラブルの原因に...
濃度管理、浮上油の除去など切削液を正しく管理することは、機械の安定稼働につながります。
タンクのレベルゲージを確認し、加工液が少ない場合は補給してください。
※油量が異常に減少している場合は、油漏れや故障が考えられます。弊社サービス窓口(IoTセンタ)へお問合せください。

関連資料
クーラント(切削液)の管理
稼働開始前の確認ポイント

切りくずの清掃

加工により発生する切りくずは、清掃を怠ると重大なトラブルにつながります。
<事例>
 ・送り軸カバー/ATCシャッターの故障
 ・ボールねじ/ベアリングの故障

カバーに切りくずが堆積すると、隙間から切りくずが侵入し内部の軸部分の障害につながることもあります。
ボールねじやベアリングに障害が生じた場合、復旧までに時間を要します。
また、清掃されずに堆積した切りくずは凝固・固着し、取り除きにくくなります。
安定的な機械稼働のためにも、こまめな清掃を行ってください。

関連資料
テーブルパレットの清掃
切りくずの除去

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